私がスペイン菓子をに取り組み始めて以来、びっくりすることが時々あります。
日本の洋菓子では出てこないような種類のお菓子や、味や、食感、作り方などに時々出くわすからです。
その一つがスペインのビスコチョです。
スペインはビスコチョの種類が本当に多いです。日本のカステラがイベリア半島から伝わったというのも理解できるくらいに、各地にその地方のビスコチョがあります。バターが入っていたり、ひまわり油やオリーブ油が入っていたり、トウモロコシ粉が入ったり、アーモンドパウダーが入ったり、卵黄と砂糖だけの物など・・その地方の特徴を表しています。
スペインで「ビスコチョ」とは一般的に焼いたスポンジ状のお菓子のことを総称して言うようです。
友人のお菓子屋さん達と話すときは、「このお菓子はビスコチョの一種で・・・」といった言い方をします。さらにそれを詳細に分類するときにバターなどが入って生地のコンパクトなものを「ケイクcake」(パウンドケーキ的なもの)、脂分が少なめで軽いものを「ビスコチョbizcocho」と呼んでいるようです。