こんにちは。スペイン菓子工房ドゥルセ・ミーナの藤本です。
スペイン菓子を作るようになって驚いたことは沢山ありますが、その一つに、シナモンを沢山使うということです。
フランス菓子などで良く使用されるバニラよりも、シナモンの方が主に使われているのは、ひとえにスペインの方々の好みかと思われます。(シナモンはスペインでは生産されておらず、アジアの国々から輸入されています。)
私もスペイン菓子を作るようになって、改めてシナモンのおいしさに気づくようになりました。シナモンスティックの香りを嗅いでみると、酔うような木の香りがします。紀元前から媚薬と思われていたことも納得できると思いました。
これまでの経験から申し上げると、シナモンは加熱すると香ばしくなり、より美味しいような気がします。木の皮ということからも香ばしくなるのは理解できます。加熱すると「つんとする」ことはなく、香ばしさが増します。
日本ではシナモンが苦手という方も多いかと思いますが、スペイン菓子でシナモンのおいしさを体験されてみてはいかがでしょうか?